全長約18m、重さ約88kg の龍が舞う「金龍の舞」

2022.05.16

昭和33年(1958)、本堂再建を記念して創始奉納されたのが「金龍の舞」。
そのいわれは推古天皇の御代、浅草寺の本尊である一寸八分の黄金の観音像が隅田川より掬い上げられた折り、
突如として龍が天から舞い降りて観音像を守護し奉ったと伝えられる「浅草寺縁起」に因むもので、
観音示現の時「寺辺に天空から金龍が舞い降り、一夜にして千株の松林ができた(現世利益ともなる五穀豊穣の暗示)」という縁起譚から創作されたものである。
松林に見立てた浅草寺幼稚園園児による松慈童(まつじどう)と、観音さまを象徴する「蓮華珠(れんげしゅ)」が1名、
これを守護する「金龍」(長さ約18メートル、重さ約88キロ)を8名が操作し、浅草組合花組のお囃子の中、勇壮華麗な舞が行われる。

金龍の舞の奉演は、3月18日のご本尊示現会のほかに、10月18日の菊供養の佳日に行われる。


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